オール電化住宅にお住いの方で、火災の備えに関して不安をお持ちの方は多いと思います。
そこで本記事では、オール電化住宅における火災報知器について解説します。
□オール電化において火災報知器が必要な理由について
この記事をご覧になっている方の中には、前提としてガスを使用しないので火災の心配が皆無だと考えておられる方も多いのではないでしょうか。
しかし、実はオール電化住宅でも火災の危険性はあるのです。
建物内部の配線、コンセントから先の配線器具、照明、電気機器が発熱しますよね。
また、コンセントそのものから発火する可能性もゼロではありません。
そのため、いかにオール電化住宅であっても火災の可能性がある以上、火災報知器の設置は欠かせない義務です。
さらに、電気製品を扱うオール電化住宅は、通常のガスを用いた住宅よりも漏電のリスクが高まります。
万が一の場合に備え、火災報知器を必要な数設置しましょう。
ただし、オール電化住宅は上記の通りガスをほとんど、あるいは全く使用しないため、ガス漏れ検知器の設置は必要ありません。
□火災報知器の種類について解説します
第一に紹介するのは、住宅用として多く用いられている「煙式火災報知器」です。
これは光の反射を報知器が感知させて火災を知らせる仕組みです。
こちらのメリットは、火災で煙が発生した段階で火災を知らせるため、他の報知器と比較して火災の発生が早いという点が挙げられます。
2つ目に解説するのは「熱式火災報知器」です。
こちらは光ではなく煙及び炎から発生する「熱」を直接完治して火災を知らせる仕組みです。
完治の精度自体は上記の煙式感知器の方が優れています。
しかし、台所といった普段の生活で煙が多く発生しやすい場所ではこちらの方が多く採用されています。
さらに、火災報知器には完治方式だけでなく、電源でも区分があるのです。
代表的なのが「電池式」です。
こちらは設置が簡単で、電気配線が止まっても問題なく機能するため、専門業者に頼らずとも使用できるのが大きなメリットです。
2つ目に「AV100V式火災報知器」について紹介します。
こちらは上記と異なり電池ではなく、住宅の電力を用いて作動するため、電池切れのリスクがないのが大きなメリットです。
□まとめ
今回はオール電化住宅における火災報知器の必要性やその種類について解説しました。
日常点検に加え、設備も入念に設置しましょう。
今回の記事が、オール電化住宅でお悩みの方の参考になれば幸いです。