住宅の光熱費が高いという悩みをお持ちの方は多いと思います。
現代では生活するのにガスやオール電化住宅といった、多種多様なスタイルがあります。
そこで本記事では、プロパンガスとオール電化住宅の違いについて解説します。
□オール電化とプロパンガスの違いについて
本記事をご覧になっている方の中には、オール電化住宅とプロパンガスを用いる住宅のどちらを選べば良いかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
第一に比較する項目としてコスト面についてご紹介します。
一般的に、プロパンガス料金は都市ガス料金よりも高めであり、経済産業省「ガス料金等の現状について」においてプロパンガス料金は全国平均で都市ガスの1.86倍といわれています。
かといってオール電化住宅の方が安いのかといえば、そうとも限りません。
料金の選択肢が広いとはいえ、オール電化に切り替えるためには、IHクッキングヒーター、エコキュートといった初期費用がかかるためです。
次に両者のメリットに着目します。
プロパンガスは熱量に優れており、効率的な給湯や調理が行えます。
また、プロパンガスは調理器具に左右されないオールマイティな使い方ができるのです。
加えて、災害時における復旧が電気や都市ガスよりも迅速な点も見逃せません。
オール電化のメリットは、電気代は増えますが、代わりにガス代金の支払いがなくなります。
オール電化の料金プランを契約すると、深夜の電気料金がおトクになり、場合によってはガスを用いたケースよりもトータルのコストが安くなります。
さらに火を使わないので、夏場は部屋が暑くなりにくく、火災の危険性が減少するのは嬉しいポイントですよね。
□オール電化とプロパンガスを併用するメリットとは
実は、上記に述べたオール電化とプロパンガスは併用もできます。
コスト面では、ガス併用の場合、ガスと電気の両方の料金と使用料がかかり、一見オール電化よりもコストパフォーマンスに欠けると思われがちです。
しかし、オール電化の場合、昼間電力は高額なので、日中に多くの料理を行う場合、ガスを使用したほうが安い場合もあります。
□まとめ
今回はプロパンガスとオール電化住宅のメリットを比較しました。
両者にはそれぞれ優れた面があります。
どちらか一方のみに絞るのではなく、両者のメリットを享受できるように併用するのも考えてみてはいかがでしょうか。
ご家族とよく相談して、後悔のない住宅づくりにしてくださいね。