山形で蓄電池を検討中のみなさん、夜間電力の仕組みをご存知でしょうか。
蓄電池を使う理由としてよく言われることが、電気を安価に購入できることです。
蓄電池は、電気料金の高い日中ではなく、夜間の電力を蓄えておくことで、費用を抑えられる仕組みです。
今回は、夜間電力についてご紹介します。
□なぜ、夜間電力が安いのか
夜間電力は、電力会社によって誤差はありますが、日中よりも約3割から6割ほど安い料金で提供されています。
そのため、夜間料金の電気を使って生活すれば、毎月の電気代がそれほど安くなるということです。
では、なぜ夜間料金は安いのでしょうか。
理由としては、電力会社側の出力調整が完璧にできないからです。
電気は使うとなった時に電力会社から瞬時に届けられるものではありません。
そのため、電力会社から家庭まで少なからず電力が流れ続けていることになります。
つまり、日中は電力を使うタイミングや時間が多いため、出力した電力はきちんと使用されます。
しかし、あまり電気を使わない深夜帯は電力が余ってしまうのです。
電力が余ってしまうことは電力会社側も損を被っており、できるだけ余らないように電力を売りたいと考えるでしょう。
つまり、深夜帯でもできるだけ電力が余らないように、電気には夜間料金があるのです。
これは、電気の使用量が日中にできるだけ集中しないように、夜間料金として安い価格で販売することによって、バランスよく電気を使ってもらおうとおこなっている電力会社の企業努力なのです。
しかし、多くの人は夜間に大きな電気を使うことはほとんどありません。
そういった時に使えるものが蓄電池です。
蓄電池は、電気を貯めておく蓄電と、使用する時の放電をする仕組みでできています。
そのため、夜間に貯めた電力を日中に使用することで、夜間の安い電気で日中の生活を可能にできるのです。
□蓄電池の料金シミュレーション
電気料金のプランは会社によって違います。
よくあるプランが9時と21時を境に料金の単価が変動するプランです。
このプランでは、もちろん21時から朝の9時までの深夜の時間帯の方が電気代は安くなります。
では、そのプランで通常通りに使用した場合と、蓄電池で夜間電力を使用した差額はどのくらいになるのでしょうか。
昼間に110キロワット、夜間に160キロワット使用した通常の料金で6886円でした。
一方で、夜間に270キロワット貯めただけの蓄電池では4898円の料金でした。
この差額は約2000円で、一年を通すと約24000円の節約になります。
□まとめ
今回は蓄電池の夜間電力について詳しくご紹介しました。
蓄電池の購入を悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。