蓄電池の設置を検討している方で
「実際、蓄電池の寿命ってどれだけ持つの?」
と考えている方はいらっしゃいませんか。
蓄電池も電池なので、もちろん寿命があります。
初期費用が高い蓄電池の購入は、寿命を知ってからでないと後悔することもあります。
今回は蓄電池の寿命と蓄電池を長持ちさせる方法を紹介します。
□蓄電池の寿命について
蓄電池の寿命は期間ではなく、充電のサイクル回数によって判断されます。
スマホのバッテリーと同じ原理だと理解すればわかりやすいでしょう。
充電0パーセントの状態からフル充電し、再び0パーセントに戻るまでで1サイクルと計算します。
1日に当たり、1~2回のサイクルを消費するのが一般的です。
サイクル6000回が寿命の蓄電池であれば、10年~15年使用できるでしょう。
しかし、蓄電池の寿命はこれまた、スマホのバッテリー寿命同様、使用方法や設置環境で持ちが大きく左右されます。
また、電池の種類によっても寿命は違います。
主に、「リチウム電池」「ニッケル電池」「鉛蓄電池」「NAS電池」の4種類の蓄電池が存在します。
リチウムイオン電池の寿命は一般的に、6年~10年と比較的長持ちします。
スマホのバッテリーにもリチウムイオン電池は使用されています。
ただ、弱点として発火の危険性があるので気をつけましょう。
ニッケル水素電池の寿命は5年~7年と今回紹介する4種類の蓄電池の中で最も寿命が短いです。
一方で、安全性はピカイチでしょう。
蓄電池の発火により火災が心配な方にはおすすめです。
鉛蓄電池の寿命はおおよそ17年と4種類の中でダントツで長い寿命を誇るのが、鉛蓄電池です。
また、最も歴史のある蓄電池でもあります。
NAS電池はサイクル制限がありません。
そのため、半永久的に使用できます。
ナトリウム硫黄電池とも呼ばれていて、「日本ガイシ株式会社」が開発した電池です。
しかし、寿命が長いぶん費用は他の蓄電池と比べて高額です。
□蓄電池を長持ちさせるには?
蓄電池の寿命を延ばしたい方には、蓄電池の充電を常に50パーセントに維持することを推奨します。
完全に使い切ってから、再びフル充電するよりも電池の負荷を軽減できます。
ここではさらに3つの長持ちポイントを紹介します。
*高温を避ける
蓄電池は熱に弱いとされています。
25度を超える環境下での使用は控えましょう。
充電サイクル数が減ってしまいます。
*正しく充電する
充電の際は、説明書の通りに充電しましょう。
なぜなら、メーカーが推奨する充電方法が最も効率の良い方法だからです。
*過充電・過放電しない
充電が完了しているのに、充電したままにすることや、放電したまま放置することも蓄電池の寿命を縮めます。
蓄電池を長持ちさせるコツは、蓄電池の負荷を減らすことです。
□まとめ
今回は蓄電池の寿命について紹介しました。
今後何年に渡り、蓄電池を設置する住宅で暮らすかも蓄電池選びの重要なポイントでしょう。
山形県在住の方で、蓄電池のことで気になることがありましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。