一戸建ての家をお持ちの方の中には、家庭用蓄電池の導入をお考えの方もいると思います。
特に、光熱費を抑えようとしている方にとっては、気になる話題ではないですか?
蓄電池を利用すると、光熱費が抑えられるという話はよく耳にします。
一方で、導入には初期費用がかかるので本当に得をするのか気になりますよね。
そこで、今回は蓄電池を導入した場合にかかる初期費用を回収できる期間についてご紹介していきます。
□蓄電池の初期費用
一般的な家庭用蓄電池の導入にかかる初期費用は150万円から250万円が相場であると言われています。
初期費用の内訳としては主に3つの費用があります。
*蓄電池の価格
家庭用の蓄電池には様々なものがあり、メーカーや性能によって価格は異なります。
太陽光発電と組み合わせて使うかどうかや貯めた電力を得るかどうかなどによっても、どの蓄電池を導入するかは変わってきます。
*設置工事
蓄電池を家庭に導入するには、設置工事が必要です。
設置工事も、家の外に設置するのか、中に設置するのかなどで多少価格は異なります。
*電気工事
蓄電池の導入には蓄電池の設置事態とは別に電気システムの工事が必要です。
蓄電池に貯めるまでの配線や貯めた後にどのように使っていくかといった基盤を作り上げるための工事が必要になります。
□蓄電池の補助金
2018年に北海道で地震が起こり、多くの人が停電に苦しんだ影響で、自家発電の効果や価値というものが再認識されるようになりました。
これに伴って、地方の各自治体でも自家発電を推進すべく、蓄電池の導入に補助金を支払う自治体が増えています。
また、太陽光発電と組み合わせることでより多くの補助金を得られる可能性が高いようです。
補助金を上手く活用することで、初期費用を抑えられるのではないでしょうか。
□蓄電池の費用回収期間
蓄電池の初期費用を回収するためには、どのくらいの期間がかかるかということについてご紹介していきます。
基本的には、蓄電池の導入によって月々の光熱費を削減することができるほか、場合によっては電力を電力会社に売ることで収入を得るという家庭もあります。
蓄電池の導入によって削減できる金額は、月々の電気使用量や導入する蓄電池にもよりますが、1ヶ月で30%前後削減できるのが一般的です。
またこれに、太陽光発電やオール電化を組み合わせると削減できる光熱費は大幅に増え、最大で9割前後の光熱費を削減できます。
よって、基本的には10年〜15年ほどで初期費用を回収できるとされています。
□まとめ
今回は、蓄電池を導入した場合にかかる初期費用を回収できる期間についてご紹介しました。
蓄電池の導入には初期費用がかかりますが、補助金などを活用することで安く抑えることができます。
また、何十年も住んでいく場合であれば、初期費用を回収できる可能性は高くなります。
長期的に見ると蓄電池を導入することで支出を抑えられるので、この際にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。