一戸建ての家をお持ちの方の中には、家庭用蓄電池の導入をお考えの方もいると思います。
家庭用蓄電池の導入は光熱費の削減にも繋がるので非常に注目されています。
ただ、蓄電池の導入は初期費用が高いイメージがあり、導入するにあたって費用がどれくらいかかるのか気になりませんか?
そこで、今回は家庭用蓄電池の設置に関わる費用の相場についてご紹介していきます。
□蓄電池の種類
蓄電池には様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。
どのようなものがあるか、主なものをいくつか紹介していきます。
*鉛蓄電池
古くからあるタイプの蓄電池で、自動車のバッテリーなどにも多く使われています。
蓄電池は容量に応じて価格が上がっていきますが、鉛蓄電池は比較的安めの蓄電池です。
また、寿命も比較的長いものになっています。
*リチウムイオン電池
エネルギー密度が高いため、急速な充放電が可能な蓄電池です。
PCやスマートフォンなど、多くのモバイル機器のバッテリーとして使用されています。
性能が優れている分、価格としてはやや高くなるのが一般的です。
*ニッケル水素電池
リチウムイオン電池が普及するまでは、一般的なモバイル機器のバッテリーとして使用されていました。
現在では、ハイブリッドカーのバッテリーなどに多く使用されています。
寿命は短めで価格もリチウムイオン電池と比べると安いですが、全体的にはやや高めの価格であると言えます。
□メーカー別の特徴
蓄電池を開発しているメーカーも様々ですが、ここでは主なメーカーをいくつかご紹介していきます。
*京セラ
京セラが開発している蓄電池は、家の外に設置するリチウムイオン蓄電システムです。
容量が大きいだけでなく、長時間の使用でも問題ないのが特徴です。
また、メーカー保証も手厚くなっています。
*NEC
主にリチウムイオン電池を取り扱っており、容量は大きいものから小さいものまで製造しています。
基本的には、屋外設置型のものですが、防水防塵設計で故障の心配も少ないのが特徴です。
*東芝
東芝の蓄電池にはリチウムイオン二次電池が使われています。
寿命が長く、低音にも強いという耐久性が特徴です。
また、生活様式に応じてカスタムできるのも特徴の1つとなっています。
□蓄電池設置の相場
蓄電池の費用には大きく分けて2つあります。
1つ目は、蓄電池そのものの本体価格です。
これはメーカーや容量の大きさによって変わってきます。
安いもので60万円から100万円前後、一般的なもので150万円前後、性能がいいものだと200万円以上するといった相場になっています。
また、もう1つの費用として挙げられるのが工事の費用です。
設置には設置工事や電気工事が必要で、合わせて約30万円の費用がかかるのが一般的です。
□まとめ
今回は家庭用蓄電池の設置に関わる費用の相場についてご紹介しました。
蓄電池は容量や蓄電池の種類に応じて価格が異なります。
100万円前後のものから200万円以上のものまで様々です。
蓄電池を導入される際には、ご家庭のご予算や必要な機能から、自分たちに合ったものを選んでみてはいかがでしょうか。