山形などの豪雪地帯に住んでいると、毎年の除雪作業の大変さは身にしみて分かりますよね。
特に、屋根の雪かきは危ない作業で、雪に埋もれてしまったり、屋根から滑り落ちたりと、とても危険です。
しかし、融雪装置を取り付けるとなると、高額なイメージがありますよね。
そこで今回は、屋根融雪を導入した場合、一般的にいくらぐらいのお金がかかるのかについて解説していきます。
□融雪装置自体の値段は?
オクヤマ電気工事では、電熱式の融雪装置を取り扱っているのですが、一般的にも電気を使った融雪装置の値段の相場は、約4~8万円とあまり高くありません。
□施工工事にはやはり大きなお金がかかる
融雪装置はお手頃な値段であることが多いですが、施工費は高く、150万円前後が相場のようです。
プロの業者でないと、屋根に設置したり、難しい配線の工事等はできませんよね。
特に屋根工事は危険が伴います。
一般的に、屋根工事の依頼が一番多くなるのは、雪の降る月の2か月前あたりで、予約が殺到してしまえばさらに料金が上がってしまう可能性があります。
□ランニングコストはいくら?
半導体熱交換素子システムの融雪装置は、電気で熱を発しているので、電気代が余分にかかってしまいます。
屋根の広さにもよりますが、一か月200時間の利用で約5234円が相場です。
しかし、使用している半導体は熱伝導率が高いため発熱の効率がよく、面で地面を温めていくので、コストパフォーマンスは高いです。
また、防水でメンテナンスもほとんどいらず、約30年持つといわれているので、長期的な目線で見れば、快適に過ごすための良い投資といえるかもしれません。
□灯油式の融雪装置と比較
灯油式の融雪装置は、ボイラーで高温化した不凍液を流すことで雪を解かす仕組みとなっており、その魅力は火力です。
灯油の値段の変動によっては、電気式のものよりランニングコストが安くなる可能性があります。
しかし、三年に一回はメンテナンスを必要とする点や、耐久性が電気式のものよりも劣っているため、おすすめはしません。
□まとめ
融雪装置にかかるお金についてまとめてきましたが、いかがでしたか?
高齢の方や、雪に慣れていない方にとって、雪かきは大変で危険な作業です。
確かにコストはかかってしまいますが、快適に冬を過ごす生活必需品の一つといえるかもしれません。
長期的に山形のような豪雪地域に住むことをお考えの方は、除雪の効率化のためにぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?