蓄電池を設置するときのローンとその制度を徹底解明

蓄電池の相場を皆さんご存じでしょうか。
家庭用から産業用まで幅は広いですが、およそ60万円~800万円までと高価なんです。

ですので、太陽光発電機並びに蓄電池の設置を考えている人の中でもこの価格で設置を悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

今回はそんな蓄電池の価格に対してお悩みの方へローン制度のご紹介をします。

〇住宅ローンの乗り換え制度

まず発電機や蓄電池自体のソーラーローンの説明に入る前に、住宅ローンの乗り換え制度についてご紹介したいと思います。

住宅ローンの乗り換えのことを「借換」と言います。これは契約当時よりも住宅ローンの金利が低くなっている場合に金利の低いローンに乗り換えることで金利差分得をするという制度です。

〇借換制度とソーラーローンの組み合わせ

今回はそんな借換制度に太陽光発電機と蓄電池のローンを組み込んでしまおうという提案になります。

住宅ローンを借換するときに太陽光発電システムの金額も含めてローンを組んだ場合、もちろん返済総額は上がりますが借換によって金利節約の効果があります。

したがって、借換をする前よりも月々の返済額は増えないまま太陽光発電システムを導入することができるのです。

〇借換をするときのポイント

先ほども述べましたが借換をする時には金利が低いローンがあることが前提です。これに加えてもう3点借換をする時の条件があります。

1. 今のローンと新しく乗り換えるローンの金利差が1%以上ある。
2. 今の住宅ローン残高が1000万円以上ある。
3. 今の住宅ローンの返済期間が10年以上ある。

これらの条件を満たしている場合には借換の利用にメリットがあり、このタイミングで太陽光発電システムもローンに組み込めば効率的な返済をすることができるようになるのです。

〇太陽光発電自体のローンも

太陽光発電システムの導入に住宅ローンの借換制度を利用することを提案しましたが、住宅ローンと組み合わせずとも太陽光発電システム導入自体にもローンを利用することができます。

ローンを組む場合は金利や手数料もかかりますので、実際の販売価格よりも多くのお金を支払うことにはなります。しかし、発電した電力を電力会社に売電することでその金額をまかなうこともできるので、場合によってはローンを組むこと自体のデメリットも最小限に抑えることができます。

〇おわりに

もし現金で購入できる場合は現金で購入するのが一番お得です。しかし実際には現金で発電システムを導入する方は少なく、多くの方がローンを利用しています。

その中でも、今の住宅ローンの状況と照らし合わせて借換制度を利用できる状態にあるのであれば、積極的に利用し太陽光発電システムを導入することをおすすめいたします。

仮に、借換制度を利用できない場合であっても太陽光発電システム自体のローンもありますので、ご検討してみてはいかがでしょうか。