これからの季節、もしくは来年のこの季節、「融雪装置で除雪の手間を省きたい。」とお考えではありませんか?
確かに、一度融雪装置を導入してしまえば、除雪の手間が省けるほか、凍結やスリップの心配も減り、お家の安心が一気に高まりますよね。
でも、「融雪装置ってどのような仕組みで雪を溶かすんだろう?」と疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、電気熱源の融雪装置がどのように発熱し、地面や路面、屋根を温めているのかをご紹介します。
これを読めば、融雪に関する疑問が減り、スムーズな工事、施工ができるでしょう。
□電気熱源が効果を発揮するまでのながれ
まずは、この融雪装置が実際に効果を発揮するまでの一連の流れをご紹介します。
最初にするのは、「施工場所の選定」です。地面なのか屋根なのか、その中でもどこに融雪装置を入れるのかを検討しましょう。
場所が決まったら、実際にヒーティング装置を地面の下や屋根の下に埋め込んでいきます。電気熱源は温水を使用するものと異なり、寸歩や幅に合わせたフレキシブルな設置をすることが可能です。
そして、埋め込んだらあとは実際にスイッチを入れて使用するだけです。思っているより簡単に施工できることがわかりますね。
□電気熱源がヒーティングをする仕組み
では次に、電気熱源が地面を温められる秘密をご紹介します。
電気には「P=I^2R」というという式があり、これはつまり、ある抵抗体に電流を流すと、それだけ「ジュール熱」という熱が発生するということを表しています。
式からもわかるように、流す電流が大きければ大きいほど、大きな熱が出るのです。
加熱する面積が大きければ大きいほど、たくさんの電力が必要となるので注意してくださいね。
□電気熱源によるメリット
電気熱源の融雪装置を使うメリットは、「小面積、複雑な箇所にも施工できること」と「環境に優しい」ということが挙げられるでしょう。
前者に関しては、小さくても効率が良いことや、熱源を自由にカットしたり、変形できたりすることからきています。
一方後者は、ガスボイラーを使う温水の融雪と異なり、電気のみを使うので環境に良いということです。
このような点にも配慮したい方にとっては電気熱源の装置の方が向いていると言えるでしょう。
□まとめ
以上が電気熱源の融雪装置が路面を温めることができる仕組みや、そのメリットのご紹介となります。
皆様の参考にはなりましたでしょうか。これを読んで、電気熱源の装置に興味が湧いたという方がいらっしゃいましたら、「ナイスピック」などの商品を一度ご覧になってみてください!