こんにちは。株式会社オクヤマ電気工事です。
毎年、降雪量が多い地域にお住まいの方は除雪作業に苦労されていると思います。
さらに日本は四人に一人が高齢の方なので除雪作業はかなり重労働で、大変ですよね。
特に屋根の除雪作業は事故も多いので、危険です。
ですので、屋根に融雪装置を設置しようと考えている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は屋根の融雪装置のシステムについてご紹介していきます。
■屋根融雪装置のメリットとデメリット
・自然落下式
…屋根の傾斜を急にして、自然と雪を落下させる。
★メリット
…省エネルギーでランニングコストかからない。
★デメリット
…雪の塊が落下するので危険があり、落下するためのスペースが必要。
・散水式
…地下水をポンプでくみ上げ、消雪パイプやホースで散水する。
★メリット
…装置の価格、維持費が低価格で、環境にやさしい。
★デメリット
…赤さびで車や建物が汚れ、地下水脈に左右されやすいので井戸の堀削にコストがかかる。
・ボイラー方式
…灯油・ガスを燃料とするボイラーで不凍液などを加熱し、循環装置によって配管内を循環させて融雪する。
★メリット
…景観を損ねず、溶けむらのない融雪が可能で完璧に雪を溶かし、屋根表面はメンテナンスがしやすく効率もよい。
★デメリット
…ボイラーの騒音がうるさく、コストが高く屋根の内部はメンテナンスが困難で、不凍液がいつ高騰してもおかしくない。
・電気式
…ニクロム線・シーズ線を加熱し融雪する。
★メリット
…溶けむらがあまりなくキレイに融雪できる。
★デメリット
…ランニングコストが高く、出力が弱いのでヒーターを設置しなければならない。
・耐雪方式
…屋根雪最大荷重にも耐えられる強度の丈夫な屋根を作り雪を屋根上に溜めていく。
★メリット
…雪下ろしの必要がなく、さらにランニングコストもかからない。
★デメリット
…建設費用がかかり、頑丈な屋根するためには慣れた工務店を見つけて、依頼する必要がある。
・ロードヒーディング
…屋根にロードヒーターを設置し、凍結を防止する。
★メリット
…雪が降った時に自動的に稼働して、雪を溶かしてくれて、溶けむらのない融雪が可能。
★デメリット
…ランニングコストかかる、面積分の費用がかかる。
このように屋根を融雪するシステムはたくさんの種類があります。
それぞれにメリット、デメリットがあるのでどれが一番いいかは一概には言えません。
ですので、ご家庭に合ったものを選んでみてください。
今回は屋根の融雪システムについてご紹介させていただきました。
参考にしてみてください。